【ウルフバーン】
ウルフバーン蒸溜所が1 年に1 度だけリリースする日本限定ボトル
「ジャパン・エクスクルーシヴ」の第2弾
大きな反響を呼んだ昨年のリリースとの違い。それは今回カスクストレングスでボトリングされたことです。
WOLFBURN
JAPAN EXCLUSIVE II
ウルフバーン蒸溜所が1 年に1 度だけリリースする日本限定ボトル「ジャパン・エクスクルーシヴ」の第2 弾が今年もリリースされます。
大きな反響を呼んだ昨年のリリースとの違い。それは今回カスクストレングスでボトリングされたことです。
カスクストレングスの難しさ
通常、ウルフバーンのオフィシャルボトルは、スタンダード品も限定品も、すべて加水でボトリングされています。
それは、蒸溜責任者シェーン・フレイザー氏がクリアで柔らかなウイスキー造りを求めており、加水をすることでウルフバーンの原酒が持つ繊細な味わいがしっかりと感じられると考えているためです。また、蒸溜所が5年目を迎え、徐々に樽のストックは増えてきているものの、これから10年後、20年後のために多くの原酒を熟成させていく必要があり、そのために僅か4人で造っている小さな蒸溜所ではカスクストレングスでのリリースが非常に難しいという背景もあります。
理想のウイスキー造りと将来を見据えた樽のストック、これらのことから、カスクストレングスは本当に特別なプライベートボトルでのみ少量だけボトリングされます。そういった状況の中で、今回の「ジャパン・エクスクルーシヴ Ⅱ」がカスクストレングスになったのは、日本へ対する特別な想いがあったからです。
日本市場への想い
ウルフバーン蒸溜所の建設が始まる前、創業者アンドリュー・トンプソン氏は単身来日し、日本が誇る秩父蒸溜所を訪問しました。
それはスコットランドの大規模な蒸溜所と比較すると小規模生産でありながら、世界で認められる高品質のウイスキーを造っている秩父蒸溜所のクオリティを知るためでした。その設備と規模に感銘を受けたことが、ウルフバーンの製造設備に大きな影響を与えました。
また、これまでアンドリュー氏が来日してきた中で、日本人のシングルモルトに対する関心の高さを知り、それまでは自分達の成長ステップの先にあると考えていた日本市場が重要性を増したことも、特別なボトリングへとつながるきっかけになっていきました。それが、昨年の「ジャパン・エクスクルーシヴ」のリリースへとつながり、今回のカスクストレングスでのリリースとなりました。
原点を感じる味わい
今回の「ジャパン・エクスクルーシヴ Ⅱ」は、ノンピート麦芽を使用し、2013年と2014年に蒸溜され、クウォーターカスクで熟成されました。
ノンピート麦芽を長時間ゆっくりと発酵させて蒸溜することで柔らかな酒質でエステル香溢れるフレーバーを造り出し、クウォーターカスクで熟成させることで熟成スピードを早め、3年熟成とは思えない味わいとなった原酒は、今年3月26日にボトリングされました。
ちょうど2年前に発売された初のシングルモルト「ノースランド」と同じスペックをカスクストレングスでボトリングした「ジャパン・エクスクルーシヴ Ⅱ」は、まさにウルフバーン蒸溜所の原点をストレートに感じさせるボトルであり、ウルフバーン蒸溜所の未来に想いを馳せるに相応しいボトルです。
ウルフバーン ジャパン・エクスクルーシヴ Ⅱ
WOLFBURN Japan Exclusive Ⅱ
《111205》
オフィシャル
度数:58.3 度/容量:700ml
地域:ハイランド
カスク:クウォーターカスク
爽やかなビターオレンジ、あんずのような甘酸っぱい香り。
オイリーでメープルシロップのような甘さと塩っぽさがある。飲み応えがあり心地よいドライさが続く。