【ファイネスト・コレクション/ハート・ブラザーズ社】
伝統は破ることから始まる。親子二代ウイスキー業界一筋の眼力が優れた樽を磨く!
ハート兄弟の長男イアンは、「リチャード・パターソン」の父の会社である「W・R・パターソン」社で1950年代後半まで働き、三男のドナルドが大学を卒業した後、二人で1962年に今のハート・ブラザーズ社の前身となる「イアン・G・ハート」社を設立。次男アリステアは、1975年まで「ホワイト&マッカイ」でブレンダーとして働き、1976年に兄弟の会社へ。
当初は南アフリカ産の酒精強化ワインのネゴシアンで、スコットランド西部でも有数の卸業者として名を馳せた。
1988年、長男のイアンの引退とともに、名前を現在のハート・ブラザーズ社とし、同時にシングルモルトを主力商品として扱う現在のスタイルとなった。
2007年に同社は別会社に売却されたが、「ハート・ブラザーズ社」の名は残り、アリステアが引き続きウイスキー部門の責任者として手腕を振るっている。「ファイネスト・コレクション」シリーズは同社の主力ブランド。
ボウモア 14年
Bowmore 2002
《110979》
ハート・ブラザーズ
度数:46度/容量:700ml
蒸留年:2002年/地域:アイラ
淡いレモン色。薬品臭く磯っぽい。ミディアムボディでスモーキー、シロップのような甘さが広がる。
クリーミーでなめらか、ほのかに塩っぽさが残る。
グレンゴイン 11年
Glengoyne 2005
《110978》
ハート・ブラザーズ
度数:56.8度/容量:700ml
蒸留年:2005年/地域:ハイランド
淡い琥珀色。黒糖、カラメル、ドライアプリコットのような甘酸っぱい香り。
メープルシロップ、メロンのような甘さ。心地よい刺激が広がる。ドライでクリーミー。
レダイグ 11年
Ledaig 2005
《110977》
ハート・ブラザーズ
度数:54.6度/容量:700ml
蒸留年:2005年/地域:アイランズ
色はゴールド。薬品臭さ、燻香が広がる。
しっかりとしたボディ、メープルシロップのような甘さ、スモーク香が広がる。コクがあり、ピーティー、煙臭さが残る。